
支払いサイトとは、締め日から支払日までの日数のことです。「月末締め翌月末払い」なら30日、「月末締め翌々月末払い」なら60日と数えます。
2026年1月からは取適法(旧下請法)で、対象になる取引の支払期日は納品を受けた日から60日以内と決められ、手形払いも禁止されました。
この記事では、支払いサイトの数え方、入金サイトとの違い、法律で決まっている上限、長いサイトで資金繰りが苦しいときの2つの対処法を説明します。
支払いサイトの数え方
支払いサイトは「締め日」と「支払日」の2つで決まります。
| 契約の書き方 | 締め日 | 支払日 | 支払いサイト |
|---|---|---|---|
| 月末締め翌月末払い | 月末 | 翌月の末日 | 30日 |
| 月末締め翌々月末払い | 月末 | 翌々月の末日 | 60日 |
| 20日締め翌月10日払い | 20日 | 翌月10日 | 20日 |
| 月末締め翌月15日払い | 月末 | 翌月15日 | 15日 |
注意したいのは、締め日より前に納品した分は、締め日までの日数が上乗せされることです。月末締め翌月末払いで1日に納品すれば、入金までは約60日です。
支払いサイトと入金サイトの違い
同じ日数を、払う側から見ると支払いサイト、受け取る側から見ると入金サイトと呼びます。
- 支払いサイト: 自社が取引先に払うまでの日数。長いほど手元にお金が残る
- 入金サイト: 自社が取引先から受け取るまでの日数。長いほど手元のお金が減る
資金繰りが苦しくなるのは、入金サイトが支払いサイトより長いときです。売上の入金は60日後なのに、仕入れや外注費は30日後に払う状態だと、その差の30日分を自分の資金で埋めることになります。
法律で決まっている上限
2026年1月1日に下請法が改正され、名前が「中小受託取引適正化法(取適法)」に変わりました。対象になる取引では次のルールがあります。
- 支払期日は、物品やサービスを受け取った日から60日以内のできる限り短い期間で定める
- 支払い手段として手形は使えない。手形サイトを足して120日といった慣行は認められない
- 従業員数による基準が加わり、対象になる取引が広がった
対象になるかは発注する側と受ける側の資本金や従業員数、取引の内容で決まります。対象外の取引には60日の上限はありませんが、公正取引委員会と中小企業庁は自主的な短縮を求めています。
出典: 公正取引委員会・中小企業庁「2026年1月施行 下請法は取適法へ 改正ポイント説明会」資料、公正取引委員会「中小受託取引適正化法関係」
サイトが長くて苦しいときの2つの対処法

入金サイトと支払いサイトの差を埋める手段は2つです。入金を早めるか、支払いを遅らせるかです。
| 手段 | 何をするか | 手数料 | 向く場面 |
|---|---|---|---|
| 請求書買取(ファクタリング) | 自社が発行した請求書を売って、入金を前倒しする | ワンバンク請求書買取は10〜14% | 入金が60日先で、今すぐお金が要る |
| 請求書カード払い | 取引先への支払いをカードで払い、出金をカードの支払日まで延ばす | ワンバンク請求書カード払いは初回1.9%・2回目以降3%(税別) | 支払いが先に来て、入金まで30〜60日待てば足りる |
コストは請求書カード払いのほうが低いので、支払いを延ばすだけで間に合うならこちらが先です。それでも足りないときに請求書買取で入金を前倒しします。両方を組み合わせれば、入金サイト60日・支払いサイト30日の差を埋められます。
請求書カード払いで支払いサイトを延ばす例
月末締め翌月末払いの外注費30万円を、支払日にワンバンク請求書カード払いで払います。カードが月末締め翌月27日払いなら、実際の出金は翌々月の27日です。支払いサイトが30日から約57日に延びます。手数料は初回1.9%で5,700円(税別)です。延びる日数はカードの締め日と申し込む日で決まります。計算のしかたは支払いを最大60日先延ばしできる仕組みで説明しています。
請求書買取で入金サイトを縮める例
翌々月末払いの請求書30万円を、ワンバンク請求書買取で現金化します。手数料10%なら27万円弱が最短30分で入金され、入金サイトが60日から当日になります。手数料は高いので、本当に必要な金額だけ使うのがコツです。
取引先とサイトを交渉するときのポイント
- 契約書の「締め日」と「支払日」を書き出し、実際の日数を計算して示す
- 取適法の対象になる取引なら、受領日から60日以内という基準を根拠にする
- 短縮が難しければ、支払いを分ける(着手金と残金)、締め日を変える、といった代案を出す
- 交渉中の資金繰りは、請求書カード払いと請求書買取でつなぐ
よくある質問
Q. 支払いサイトは何日が普通ですか?
A. 30日か60日が多く、月末締め翌月末払い(30日)が最も一般的です。取適法の対象取引では受領から60日以内が上限です。
Q. 支払いサイトと支払い条件は同じ意味ですか?
A. 支払い条件は「締め日・支払日・支払い方法」全体を指し、支払いサイトはそのうち日数の部分です。
Q. 支払いサイトを長くしたいと取引先に言えますか?
A. 言えますが、取引先の資金繰りに影響するので簡単には通りません。相手に頼まず自社側で延ばす手段が請求書カード払いです。取引先には今までどおり期日に振込が届きます。
Q. 入金サイトを短くするには?
A. 契約の見直しのほか、請求書買取(ファクタリング)で個別の請求書だけ入金を前倒しできます。ワンバンク請求書買取は1件5万円から、初回は最大30万円までです。
Q. 手形はもう使えないのですか?
A. 取適法の対象取引では、2026年1月1日から支払い手段として手形は認められません。対象外の取引でも、手形サイトの短縮が求められています。
ワンバンク請求書カード払いの条件
- 手数料 初回1.9%(税別)・2回目以降3%(税別)。月会費・登録料・追加費用は0円
- 1件3万円から1,000万円まで。支払い先は国内の法人、または適格請求書発行事業者(インボイス登録済み)の個人事業主
- 営業日12時までの申し込みなら最短その日のうちに振込。12時以降と土日祝の申し込みは翌営業日
- Visa・Mastercard(デビット・プリペイドも可)。法人カード・個人カードのどちらでも申し込めます
- 振込名義は自由に設定でき、取引先への通知はありません
- 支払いを最大60日先延ばしできます(日数はカードの締め日・支払日で決まります)
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ワンバンク請求書カード払いは、株式会社スマートバンク(資金移動業者 関東財務局長第00084号)が東証プライム市場上場のオリエントコーポレーションと共同運営する請求書カード払いサービスです。初回手数料1.9%(税別)、月会費・登録料・追加費用は0円です。
入金を前倒ししたい方はワンバンク請求書買取をご覧ください。手数料10〜14%、1件5万円から、最短30分で入金します。
(更新日: 2026年10月7日)