毎月なんとなくお金を使って、月末に残ったら貯金しよう。そう思っていても、実際にはほとんど残りません。心当たりがある人にこそ知ってほしいのが先取り貯金です。
仕組み、やり方3つ、適正金額の決め方、続けるためのコツをまとめました。
先取り貯金とは?仕組みと効果
給料が入ったタイミングで、先に貯金分を別の場所に移します。残りで生活する。それが先取り貯金です。
普通の貯金との違いは、お金を分ける順番にあります。
| 考え方 | 結果 | |
|---|---|---|
| 普通の貯金 | 収入 − 支出 = 貯金 | 余らないと貯まりません |
| 先取り貯金 | 収入 − 貯金 = 支出 | 確実に貯まります |
なぜ順番を変えるだけでうまくいくのでしょうか。人は手元にあるお金を使い切る傾向があります。行動経済学でいうメンタルアカウンティングの応用で、先に抜いておけば「最初からなかったお金」として生活できます。
先取り貯金のやり方 3選
やり方①:銀行の自動積立定期
銀行で自動積立定期預金を設定し、毎月決まった額を普通預金から定期へ自動で移します。一度設定すれば完全に自動です。最もオーソドックスなやり方ですが、途中で金額を変えるには窓口やネットバンキングでの手続きが必要です。
やり方②:別口座に手動で振替
給料日に自分で貯金用口座へ振り込みます。月によって金額を変えられるのが利点ですが、手動なので忙しい月や面倒な月にサボりがちになります。
やり方③:アプリで自動仕分け
アプリの口座内に目的別のポケットを作り、毎月決まった日に自動で振り分けます。銀行口座を増やす必要がなく、1つの口座の中で貯金用、食費用、旅行用と管理できます。あまり貯金を併用すれば、前月の余った残高も自動でポケットへ回ります。
先取り貯金の適正金額の決め方
目安は手取り収入の10〜20%です。
よく使われる配分の考え方に50:30:20の法則があります。
- 固定費 50%:家賃、光熱費、通信費、保険料など
- 変動費 30%:食費、交際費、趣味、衣服など
- 先取り貯金 20%:貯金、投資など
手取り別の目安はこのようになります。
| 手取り月収 | 10%の場合 | 20%の場合 |
|---|---|---|
| 20万円 | 20,000円 | 40,000円 |
| 25万円 | 25,000円 | 50,000円 |
| 30万円 | 30,000円 | 60,000円 |
| 40万円 | 40,000円 | 80,000円 |
いきなり20%はきついと感じたら、月1万円から始めてみてください。3ヶ月続いたら5,000円ずつ増やします。この小さな積み上げが先取り貯金の成功パターンです。
ワンバンクの貯金ポケットで設定されている目標金額の中央値は5〜7万円です。ボリュームゾーンは10万〜30万円で、人気の目標額は1万、10万、50万、100万円とキリのいい数字に集中しています。最初のゴールには10万円が現実的でしょう。
先取り貯金を続けるコツ
1. 自動化する
一番大事なのは、意志力に頼らないことです。手動だと出費が多い月に「今月はいいか」となりやすくなります。自動積立や自動仕分けを設定して、仕組みで貯める状態を作りましょう。
2. 目的を明確にする
旅行のため、結婚式のため、引越しのため。具体的なゴールがあると続きます。漠然と老後のためだとモチベーションが湧きにくいので、1〜2年以内に使う目的を設定するのがおすすめです。
ワンバンクのデータでは、貯蓄目的でつけられたポケット名は旅行が最多です。車、積立、引越し、結婚、へそくり、プレゼントと続きます。漠然とした貯金ではなく、具体的なゴールを名前にしている人ほど続いています。
3. 見える化する
貯金額の推移がグラフや数字で見えると、ここまで来た、という達成感が得られます。見えないと、いつの間にか忘れてしまいます。
4. パートナーと共有する
ふたりで貯めているなら、お互いの貯金額が見える状態にすると達成率が上がります。ワンバンクのデータでは、ペアユーザーが設定する目標金額の中央値は10万円で、ソロの5万円の2倍です。ふたりで貯めると、目標自体が大きくなる傾向があります。
アプリで先取り貯金を仕組み化する方法
先取り貯金で一番大切なのは、毎月必ず実行することです。つまり、自動化できるかどうかがすべてです。
ワンバンクの貯金ポケットなら、先取り貯金の仕組み化がすぐにできます。

- 毎月決まった日にポケットへ自動振り分け(定期貯金)
- あまり貯金で前月の余りも自動でポケットへ
- 旅行、引越し、貯金など目的別にポケットを作れる
- 目標金額を設定して進捗をいつでも確認
- ペア口座なら、パートナーと目標を共有して一緒に貯められる
移す作業をゼロにして、先取り貯金を習慣ではなく仕組みにできます。