家計簿をつけるのは面倒。でも毎月の予算はちゃんと管理したい。そういう人に昔から支持されているのが封筒貯金、いわゆる袋分け貯金です。
やり方の基本からすぐ使える項目テンプレート、メリットとデメリット、アプリで自動化する方法までまとめました。
封筒貯金(袋分け貯金)とは?
月の予算を費目ごとに封筒へ分けて管理する方法です。仕組みはシンプルです。
- 給料日にATMで現金をおろす
- 費目ごとに封筒へ振り分ける
- それぞれの封筒の中から支払う
- 余ったお金は貯金へ
封筒の中身がそのまま今月の残り予算になります。あといくら使えるかが一目でわかるので、家計簿をつけなくても自然に予算内で暮らせます。
封筒貯金のやり方・始め方
① 費目を決める
5〜7項目でスタートします。多すぎると管理が重くなり、結局やめてしまいます。固定費の家賃や光熱費、通信費は口座引落のままで構いません。封筒で管理するのは変動費だけで十分です。
② 予算を決める
過去2〜3ヶ月の支出を振り返って、各費目に現実的な金額をつけます。最初から節約を意識しすぎると挫折します。まずは実態に近い金額から始めて、慣れてきたら徐々に絞っていきましょう。
③ 給料日に振り分ける
ATMで現金をおろして封筒に入れます。ここで大事なのは、貯金用の封筒を最初に取り分けることです。余ったお金で貯金するのではなく、先に貯金分を確保してから残りで生活します。いわゆる先取り貯金の考え方です。
④ 月末に振り返る
月末に各封筒の残高を確認します。余った封筒と足りなかった封筒を把握して、翌月の配分を調整します。この振り返りがないと、同じ失敗を繰り返すことになります。
封筒の項目テンプレート
何で分ければいいか迷う人向けに、3パターンを紹介します。
一人暮らし向け(5項目)
| 封筒 | 月の予算(目安) |
|---|---|
| 食費 | 30,000円 |
| 日用品 | 5,000円 |
| 交際費 | 15,000円 |
| 趣味 | 10,000円 |
| 貯金 | 20,000円 |
ふたり暮らし向け(7項目)
| 封筒 | 月の予算(目安) |
|---|---|
| 食費 | 50,000円 |
| 日用品 | 10,000円 |
| 外食 | 15,000円 |
| レジャー | 15,000円 |
| 美容 | 10,000円 |
| 旅行積立 | 10,000円 |
| 貯金 | 30,000円 |
節約集中向け(6項目)
| 封筒 | 月の予算(目安) |
|---|---|
| 食費 | 25,000円 |
| 日用品 | 3,000円 |
| 交通費 | 5,000円 |
| 予備費 | 5,000円 |
| ごほうび | 5,000円 |
| 貯金 | 40,000円 |
ごほうび封筒を入れているのがポイントです。節約一辺倒だとストレスが溜まります。小さな楽しみの予算を確保しておくほうが長続きします。
ワンバンクの貯金ポケットで、ユーザーが自分でつけたポケット名のランキングは食費、日用品、旅行、生活費、外食、家賃、光熱費の順です。封筒貯金の定番項目とほぼ一致しています。ごほうび用というポケットも上位に入っていて、節約テンプレートのごほうび封筒は実際のユーザー行動からも裏づけられています。
封筒貯金のメリット・デメリット
メリット
- 封筒の残高を見るだけで、あといくら使えるかがわかります。家計簿は要りません
- 現金が物理的に減っていく感覚は、キャッシュレスにはない抑止力になります
- 特別な知識や道具が不要です。今日から始められます
- 夫婦やカップルで封筒を見せ合うだけで、家計の共有ができます
デメリット
- スマホ決済やカード払いの分は管理しにくくなります
- 毎月ATMで現金をおろす手間がかかります。手数料もばかになりません
- 10項目以上に増えると見通しが悪くなります
- 家に現金を置くことになるので、盗難や紛失のリスクがあります
アナログ封筒 vs アプリで袋分け
封筒貯金の仕組みは好きだけど現金管理が面倒、という声は多くあります。アプリで同じことができるサービスも出てきています。
| 比較項目 | アナログ封筒 | アプリ(袋分け型) |
|---|---|---|
| 始めやすさ | ◎ 封筒だけでOK | ◎ アプリDLだけ |
| キャッシュレス対応 | ✕ 現金のみ | ◎ カード決済と連動 |
| 自動振り分け | ✕ 手作業 | ◎ 定期貯金で自動 |
| ふたりで共有 | △ 物理的に共有 | ◎ ペア口座で即共有 |
| 履歴・振り返り | △ 自分で記録 | ◎ 自動で履歴が残る |
| セキュリティ | △ 現金リスク | ◎ 口座内で安全 |
封筒貯金をアプリで自動化する方法
封筒を用意して、ATMに行って、手で振り分けて、余りを数える。考え方は優れているのに、手間がネックで続かない人は少なくありません。
ワンバンクの貯金ポケットは、この封筒貯金をそのままデジタルにした機能です。

実際にユーザーが作っているポケット名は食費、日用品、旅行、生活費、外食、家賃、光熱費と続きます。封筒貯金の定番項目がそのままデジタル化されています。貯蓄目的では旅行が最も多く、車、引越し、結婚など具体的なゴールを名前にしている人が目立ちます。
- 口座の中に食費、貯金、旅行など目的別のポケットを作れます
- 定期貯金で、毎月決まった日に自動でポケットへ振り分けられます
- あまり貯金で前月の余りも自動でポケットへ入ります
- ペア口座なら、パートナーと共有ポケットを持てます。ペアの貯金目標額の中央値はソロの2倍です
- Visaデビット付きなので、ポケットから直接支払いもできます
封筒のわかりやすさはそのままに、現金管理の手間がゼロになります。